市民農園等小規模圃場の土づくり研究部会


「市民農園等小規模圃場の土づくり研究部会」の参加者募集について
2018年2月
拝啓 まだまだ寒い日が続く中いかがお過ごしでしょうか。
さて、この度、首都圏土壌医の会に、「市民農園等小規模圃場の土づくり研究部会」が設立されました。設立の目的は、市民農園等小規模圃場の土づくりの推進とともに、土壌医の活躍の場を作っていくことにあります。研究部会の運営等の内容は下記のとおりです。趣旨をご理解の上、ご参加を検討していただきたく、よろしくお願いいたします。
敬具


1.研究部会名称
市民農園等小規模圃場の土づくり研究部会
2.研究部会のテーマ
1)市民農園等小規模圃場の抱える土づくりの問題点の把握と解決策の検討
2)市民農園等小規模圃場の土作りマニュアルの作成とその普及について研究
3.活動計画等
 1)小規模圃場の分類と特徴の整理(特に市民農園の制度的な整理が必要)
2)小規模圃場の問題点の整理(市民農園などの見学も含む)
3)問題点解決策の検討
4)市民農園等小規模圃場の土作りマニュアルの作成
5)市民農園等小規模圃場の土作りマニュアルの普及
マニュアルの作成までを、おおむね1年間で実施する。その後マニュアルの普及について研究する。
4.設立趣意
市民農園、福祉農園、家庭菜園、学校農園等の多くの小規模圃場では、栽培者が農家ではない場合が多く、この場合、農林行政や農協の指導範囲とならず、施肥基準等を活用した施肥や、地域に即した栽培暦による栽培が行われていない場合が多い。また、一般的に多品目栽培が行われるとともに、無農薬、減農薬栽培の志向が高く、高品質生産のためには、要求される技術が高い。一方、農家は販売を目的として栽培するが、小規模圃場の栽培者は、販売ではなく栽培しそれを食することを目的とした場合が多く、農家に比べ栽培にかかる資材コスト、労力のコストに対して寛容である。現在、多くの小規模圃場で作物がうまく育たないといった問題が生じてきている。原因には、様々な問題が考えられるが、例えば、土づくりに関する知識が十分でなく、収穫後、必ず石灰を入れるということを続けた結果、PHが高くなり、多くの作物で栽培不適になったというようなことがある。また、市民農園の特有な課題として、制度的に利用者が継続して圃場を利用できない場合に土づくりの意欲が低いこと、新たに栽培を始めた者にとって前栽培者の土づくりの経過が分からないこと、隣接する圃場間において農法の違いによるトラブル等がある。こういった問題を解決するために、「市民農園等小規模圃場の土作り」について研究する。研究した成果を、土壌医等が市民農園等小規模圃場に対して土づくりの指導をする場合の「マニュアル」としてまとめ、土壌医の活躍の場を広げていきたい。
5.活動スケジュール予定
以下はあくまでも予定であり、検討の進捗状況に応じて、随時変更をしていくこととします。

6.代表者氏名及び連絡先
代表者 高山 晃
7.事務局氏名及び連絡先
事務局 同上(設立から当面の間)
8.研究部会会員の任務と進め方について
研究部会の会員は、当面の間、月1回程度開催する研究部会に参加し、計画に沿って会員間で議論を進めていきます。また、「マニュアル」作成に向けた調査などにも参加していただきます。なお、会員の職業等は様々であり、研究部会の開催日に出席できない場合もあると考えられますが、これはやむを得ないものとし、可能な時だけ参加することで良しとし、多くの会員の参加を期待します。マニュアルの作成後は、研究部会員は小規模圃場の土づくり指導員として、マニュアルに基づき土づくりを普及していくこととします。また、研究部会において、土づくり指導員の養成、土づくり研修会の実施等、土づくりの普及に向けた方策について検討していきます。研究部会運営にかかる経費(会場費、資料代など)については、研究部会内で支弁するため、年会費を徴収することとします。研究部会の開催場所については、参加部会会員の住所等を勘案して決定します。開催日時については、土日祭日を基本としますが、部会会員の職業など勘案し、臨機応変に対応します。また、メーリングリスト等を活用することで、事前に協議を深め、研究部会を効率的に行います。

9.その他
 別途、設立予定である、「簡易土壌分析研究部会」との連携を視野に入れた活動とする。
以 上